外くるぶしの痛み・症例2
2015.07.17
台風が過ぎ去りましたね。
夏の高校野球も1日順延です。
球児にはいい休養になりましたね^_^
私も今週1週間が激動の毎日でした。。。
(;゜0゜)
昨日も最後の患者様が22時30分より。
1年ぶりに来てくれた某高校エース君。
1年見ない間に大きくなってましたp(^_^)q
足には他の整骨院で巻いたテーピングの跡。
どうやら捻挫のようです。
症例
患者:18歳男子
主訴:右足の捻挫。
現病歴:
3日前の試合で捕球しようとした際に、マウンドの傾斜に足を取られ捻った。
所見:
右足の外くるぶしの周辺に圧痛。
外くるぶしを中心に腫脹。熱感はなし。可動域制限もなし。
各靭帯のストレステスト(−)
長短腓骨筋の筋力低下。
腓骨下方変位、距骨前内方変位。
施療:
まずは靭帯周辺の圧痛を一つずつリリースしていきます。
患者さんに確認しながらの細かな作業になりますが根気強く。
腓骨と距骨の変位の修正。
長短腓骨筋の筋力を戻す。
たぶん夜遅くて頭がぼけてたんでしょうね。
やっとこの時点で原因に気づくm(_ _)m
捻挫なんですが、いわゆる捻挫じゃないんですよね。
これは関節の緩みが原因でした。
遠位脛腓関節離開。
じゃ〜最初からこれにアプローチしたらいいやん!!って話なんですが。
すいません。疲れてボケてました。
ということで、関節を締めていきます。
みるみる腫脹が減ってきました。
施療後、ジャンプも出来る。
深く屈伸した時だけ違和感が残る。
もう少し締めないといけませんね。
ホームエクササイズを教えて終了。
3日後の試合に間に合えばいいのですが、もう一度施療したかったですね〜。
考察;
捻挫という概念。先入観。
これは時に判断を狂わせる要因となります。
足はとても複雑にできてます。
体重を支えなければならない上に、細かい動きもサポートしなくてはならない。
毎日頑張ってくれてますよね。
そんな足だからこそ、少しの歪みが全身の不調に繋がる場合が多いですね。
特に気をつけなければならないのが靴やインソール。
歪んだ足や身体のまま選ぶのがいいのでしょうか?
絶対に足と身体を治した上で、靴やインソールは選ぶべきです。
なんとかベストピッチング&ナイスゲームを期待してます。
1年ぶりに来てくれた彼。
近くの整骨院に通いながらも、最後いざという時に頼っていただけました。
ありがたいです。そんな気持ちに感謝感謝。
患者さんの最後の砦になれるように、もっともっと精進ですね。
明日からも頑張ります!!