野球肩・症例3(肩前方と後方の痛み)
2015.07.15
本日2回目の症例報告!
暇なのではありません。時間の合間をぬって。
今週は週末に最後の大会を迎える学生が多く超満員です。
月~土まで満員御礼。最後の患者様は22時~ばっかり。
帰ったら23時30分。朝6時30分出勤。
さすがにこれが1か月続いたら死ぬな~"(-""-)"
でも最後の大会。なんとか万全で臨ませてあげたい!
患者:小学生6年生男子
主訴:右肩の前と後ろの痛み。それぞれ違う角度で痛む
副訴:高めのボールが打てない
所見&施療:簡単すぎたので手短にまとめます。
まず動きを確認します。
肩の前の痛みは、腕を後ろに回した時に痛む。
肩の後ろの痛みは、腕を耳の横に来た時に痛む。
それぞれ痛む角度が違います。
仰向きに寝かせて検査してみると、変な場所がおかしい・・・
左の大腿前部!!
そこで大腿前部~腹部までを脳反射とストレッチで正常に戻す。
この時点で肩の前方の痛み消失。
次に右前腕の歪みの施療。約3分。
これで右肩後方の痛み消失。
1時間枠で取ってたのに15分で症状無くなってしまったのでどうしようかと。。。
そこで会話の中で、高めのボールが打てないとのこと。
視覚の検査をしてみると、左斜め上注視の時に全身の筋力低下。
目のトレーニングをして、これも解決。
ホームエクササイズ指導して終了。
これで高めのボール打てるかな~・・・少なくとも目では追えるはず。
考察:
やっぱり子どもは治り早いですね~。こちらが戸惑うくらい早い(笑)
肩の痛みが大腿からなんて思いもよらないですが、実際に繋がってます。
本によってはそのラインがしっかり載ってます。
痛みの原因を探すうえで最も大切なのは観察と検査。
両方知識として知っておかないとできません。
目の検査はおまけです。
目は大切です。とくにアスリートは一部見えない死角があればプレーに影響します。