悠オステオパシーセンターの藤元大輔です。
ずいぶん忙しい日々が続いてたので、サボってしまいまして久しぶりの投稿になります。
世間はコロナ騒動で大変な事になってきてますね。
一連のコロナ騒動を通して感じている事を書いてみようという気になりました。
今回のウイルスについては色々な報道があります。
おそらく人類が久しく遭遇した事のない類のものです。
コウモリを食べた人から発生した…中国やアメリカが人為的にバイオテロ兵器として作った…など様々な憶測が飛んでいます。
ワクチンはどうなる?治療方法はあるのか?
生活や今後についての不安。
色々あると思います。
今の所、朗報としては治療方法についてはいくつか期待できるものも発見されてきています。日本の医療は素晴らしい水準にあると思っています。感染したとしてもよっぽど弱っている人でない限り亡くなる事はないと思います。
では、予防について。
ウイルスは予防できるのか?
私の答えとしては『NO』です。
完全に一歩も外へ出ず、誰とも会わずに生活できる人なら可能かもしれません。
しかし、買い物にも行きます。家族の誰かが外から帰ってきます。
こんなデータがあります。
ウイルスの拡散距離について。
徒歩:4−5m
ジョギング:10m
高速自転車:20m
玉井道裕医師の感染防止マニュアルより↓
上記の図のようにウイルスはあらゆる媒体を通して付着してきます。
家から出たとしても、誰とも会わない、何も触らない。そんな生活ができれば感染リスクは低くなりますが、現実的に無理ですよね。
大切な事はまず『ウイルスは0にならない』という事実を知っておく事です。
一度感染した人は、陰性という結果が出ても数週間はウイルスを出し続けているという認識を持っておくべきです。例えばノロウイルスに関して言えば、あれで下痢になった場合、便とともに排出されるノロウイルスがどのくらい期間出ているかと言えば、実に3ヶ月間ぐらいあります。でもノロウイルスに感染した板前さんを3カ月間休ませる医療機関や保健所はあまりないと思います。そこまで長期間にわたる危険性はないと判断できるからです。
ではウイルスに感染しても無症状な人が多くいるのは何故でしょう?
私の個人的見解ですが、その人たちはウイルスによる症状を自分の免疫力で抑えているからではないかと思います。
未だ、人類は細菌は抗生物質などで殺せますが、ウイルスを殺す薬は存在しません。風邪薬などもウイルスを殺すのではなく諸症状を抑えるだけ。インフルエンザの薬も増殖を抑制するだけ。結局の所、ウイルスを殺せるのは人間の免疫細胞だけなのです。
毎日施術にあたり感じる事は、皆様、交感神経の緊張がとても高く、脳の疲れが酷い人も多く見られます。色々な事でお疲れになっているのだろうなと感じてます。こんな時だからこそ、身体をしっかり整えて、ウイルスが身体に入ってきてもそれと戦えるだけの準備をしておく必要があると思います。
色々な病気は、その人が弱っていたり疲れていたり悩んでいたり、そんな時に限って症状を出しています。しっかりとした睡眠、いい食事はもちろんです。
オステオパシーも消化器系・循環器系・神経系へのアプローチは得意としています。自分自身もこの素晴らしい伝統的な施術に出会えて、惚れ込んで勉強して参りました。
私自身が感染するリスクも少なくありません。ですが、こんな時だからこそ、御来院頂いている患者様の免疫力を少しでも高く保てるお手伝いが出来ればと思っております。
あと個人的に思うのが、ウイルスはもう自分たちではコントロール出来ないものです。ですので前向きに自分のできる事をしっかりやるだけです。テレビやSNSで誰かが誰かの批判・悪口を常に言っています。それを聞いているだけでも疲れをもらってしまいます。
心と身体は密接な繋がりがあります。
脳科学的には、例えば誰かに悪口を言ったとしたら、それは相手に言っているにも関わらず、脳はまるで自分に言われているような錯覚を起こすそうです。こんな時こそ隣にいる大切な友人や家族に感謝の気持ちを伝えてみるのも、心の状態にとてもいいと思います。
まだまだ長丁場になりそうな感じですが、地に足をつけて、周りの情報に振り回される事なく自分のできる事をしっかりやっていくしかないですね。打倒コロナですが、少しでも早く終息して、いつも通りの何気ない毎日が戻ってくる事を願うばかりです。